中村 徹公認会計士・税理士事務所

資金調達に関する助言

現在の金融機関の融資姿勢は決算書主義、各付け主義でありimage0304決算書に現れた会社業績が資金調達の可否の重要なポイントになっています。金融機関は借手の企業をどのような視点で各付けしていくのか、それを理解するにあたり「金融検査マニュアル別冊(中小企業融資編)」が役に立ちます。

この金融検査マニュアルは金融機関の融資の方法について規定したものではなく、金融庁が金融機関の検査を行う際の手引書ですが、金融機関はこの金融検査マニュアルを意識しながら借手の審査を行っているため、お客様が金融機関とコミニュケーションをとっていくにあたり非常に有用なツールとなります。

金融庁の金融検査マニュアルでは中小企業は大企業とくらべて景気の影響を受けやすく赤字になりやすい、自己資本か薄く債務超過に陥りやすい等の特性があることから、このような特性を踏まえた企業の債務者区分(各付け)が必要とされています。これは、中小企業においては、企業の財務状況だけではなく、数字に表れない技術力、販売力や成長性、経営者の資質など、経営実態をきめ細かく検証する必要性が高いからです。

以上の点から考えて、金融機関との息の合ったコミュニケーションを行い経営改善に努めている債務者が借り入れをし易くなると考えられます。 融資を受けるには決算書や事業計画、資金繰り表等の作成・提出が必要になりますが、金融検査マニュアルに目を通し金融機関の融資に対する考え方を理解して事前の対策を講じることが効果的であり、当事務所はそのためのサポートを行っていきます。

金融検査マニュアル別冊(中小企業融資編)

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